知っておきたい!不動産のお役立ちブログです。
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バブル時代、千葉で買った土地の資産価値がわからない相談・・・
2019-03-07
千葉県内に土地を所有している横須賀在住の方を多くお見受けします。
バブル時代に投資として購入したオーナー様が、現在高齢となり、昨今、その土地を売却したい!、という相談が数件ございます。
場所は千葉や、那須塩原、北海道などなど・・・。
ゴルフで千葉に行ったときに土地購入のセールスを受けて買ったり、将来開発されるので・・・とか、道路が近くを通る、近くに温泉施設ができる・・・などなど。
そのような夢ある話をうけて購入したと土地・・。
しかし、今になっても開発すらされていない、はたまた温泉施設も事業者倒産で水の泡になった。。。etc
今の時代、このような土地をお持ちのオーナー様が悩んでおります。
査定依頼はあるのですが、正直、価格の設定ができません。
もちろん、売却を受けてくれる地元の不動産会社も限りなく少ないのが現実。
バブルが崩壊し、今の時代、購入者も割安な土地に遭遇できるので、1000坪単位なら買ってもいいよ!とか。
バブル時代に100坪位で1000万円で買った土地は、正直、購入者がいないので、価格が付かない・・・。
バブルから現在までの30年間、オーナー様は草刈り費用と交通費がかかっています。
当初投資した購入費用のもとも取れないことが多くあります。
ちなみに、売却相談の際には、必ず聞くのですが、「固定資産税は年においくら支払っていますか?」と。。。
オーナー様はなんと、「納税通知は来ていないよ!」との返事。
実は、固定資産税がかからない位、その価値が見込めない土地という見方なのです。
役所は、納税通知書を郵送する経費が掛かります。
その経費まで見込めないという土地の評価額となります。
今現在、オーナー様は、将来が不安で、早く土地を手放したいという依頼があります。
買手がいなければ、その役所に寄付したいということまで・・・
ですが、役所はタダでも受け取ってくれません。
公共性が見込めるとこであれば別ですが。
このような状況の土地は、残念ながら、売却が困難となります。
話は変わりますが、近い将来、横須賀から北九州に向けフェリーが就航する予定とのこと。
数十時間の旅を満喫できる出発地点がこの横須賀にできることは嬉しいこと。
三浦半島は、「半島」と名が付く位海に囲まれている地勢。
昔も今も、海からの出入りが活発になることが活性化のポイントです。
産業も暮らしも海から発展し、旅するように暮らせるこの地域、これから楽しみです。