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市街化調整区域に家が建つのかどうか・・・~横須賀市某所の閑静なところ~
2020-01-10
「市街化調整区域」ということをよく耳にしますね。
行政では、「都市計画区域内」「都市計画区域外」に大きく分類しております。
三浦半島は「都市計画区域内」に定めてられています。
その中でも「市街化区域」と「市街化調整区域」という分類になります。
昭和45年にその分類がなされて、今は建築できる市街化区域と、そうでない市街化調整区域の町並みとなっています。
「市街化調整区域」は、市街化を抑制する区域なので、都市計画税もかからず、下水も完備されず、どちらかといえば、のどかさが残る環境です。
でも、調整区域内でも、かなり便利な場所があるんですね~。
京急線に徒歩圏で、海も近く学校も近い。
家が建てられれば価値は十分に評価できます。
今回の売却委任は、金融機関の承諾が必要になる手続き。
いわゆる、「任意売却」です。
まずは査定し価値を確認し、金融機関の承諾と裁判所の許可が出れば買主に引渡しできます。
売却代金は、売主代理人経由で金融機関に返済されます。
まずは、現地調査!
行政の調査!
現在家(倉庫?、作業所?)も建っているし、道路幅員も8mで整っている。
いい場所でしたが・・・。
横須賀市役所の開発指導課に調査へ。
担当者いわく・・・「ここは普通の方は建築できませんよ・・・」と。
誰が聞きに来ても、そのように私は回答します!と二つ返事。
果たして金額はでるのか・・・すこしショック!
担当者の理由は、分類される昭和45年時点での家が建つ要件がない。
では、なぜ家が建っているか・・・、それは、農家の分家の家としての建築許可を受けている。
農家の方なら市街化調整区域でも建築可能。
しかし、今回は任意売却、金融機関が承諾するにいたる金額で農家の方が買ってくれるかは微妙です。
まずは、隣接の方に調査し、どのような経緯で建築されたか、また、隣接の方は農家の方なのか・・・。
あまり時間がない事案につき、この連休に隣地伺っていき調査していきたいと思います。
価値が0に近くなるか1000万円に近くなるかはこの建築要件次第・・・です。
千里の道も一歩から!できる調査は今進めよう!