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横須賀市はがけが多いところで有名ですね。

山と海に恵まれた風光明媚な観光地としても推奨されます。

ヨコハマに近い横須賀市は追浜の地。

その地に土地の相談がありました。

横浜ベイスターズの練習場も新設され、道路もよくなっていくこの地。

しかし、山坂が多い街。

少し階段を降りると商店街。

アパートとしてはもってこいでしょう。

逆に高齢者の方々には、階段が多い追浜の地は少々敬遠されます。

 

がけ地・とは・・・。神奈川県で擁壁（急傾斜対策工事）をしっかり行っている場所は、その敷地に木造住宅は建築できます。

山肌がでている崖地に近い場所は、建築するには相当の指導が入ります。

敷地鋼管杭工事や擁壁工事、土留め工事、宅地造成工事、泥の搬入搬出・・・。

しかも車が入らないところでは、工事費用は想定できないくらい・・・。時間と費用が・・・。

個人の購入者はほぼ検討の余地になりません。

アパートを建築する個人投資家としても、収支利回りは合いません。

 

行政が指定している急傾斜崩壊危険区域、土砂災害警戒区域、宅地造成等規制法、条例などのさまざまな法令をクリアーして

計画を予想できるプロフェッショナルな買主に売却することが一番の得策。

個人の売主様が責任をおわず、速やかに換価できる。

金額はそれなりになりますが・・・。個人向け販売でずっと売れないとか、土地代金よりは工事費がうわまわるとか・・・・、などと言われ続けることも残念。

 

オーナー様がこの土地を売却する方向になったとしても、３２年の経験則としては、個人の購入者はほぼ無しと予想されます。

ハウスメーカーによっては、この地に建築するためには数千万の工事費がかかりますよ！ともいわれることも懸念されます。

また、追浜地区には防空壕がたくさんあります。

杭工事をして深く迄地下を掘ると、防空壕にあたってしまいます。

地耐力の耐久性の工事費用も相当です。

 

横須賀市役所の都市計画図を取得し、開発指導課、建築指導課、都市計画課・・・に回りましたが。。。

最終的には不安を残す調査結果となってしましました。

オーナー様には現実を理解していただくこと、、、これが私のプロとしての仕事と思っています。

信頼してくださるかなー？