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京急追浜駅 アパート用地の契約完了～売主様と買主様の素晴らしい関係～
2020-02-23
敷地
がけ
防空壕
土砂災害特別警戒区域
徒歩１分の商店街
今日の正午から約２時間かけ、追浜駅徒歩圏にある土地の売買契約を行いました。
この契約は私も思いが深かったです。
売主のＴ様は、この土地をご先祖から引き継いできました。大切な土地なのです。
また、買主Ｅ様は、Ｔ様のご先祖の方ともお付き合いしてきました。
その両者が当事者となり、私はその仲介業務をさせていただきました。
何十年ものお付き合いがある当事者皆様との間で、仲介の仕事をできるる素晴らしさ・・・、本当にうれしかった。
契約には、Ｔ様と母親Ｓ様が同席。
Ｓ様曰く・・・、いままで不動産は守っていくものとおもっていましたが、やはりこの時代の流れ。
土地を持っている私たちよりも、よりよく活用ができる方に大切な土地をお譲りしたいと・・・。
この想いが今日の契約だったのです。
私も感動しました。
時代の流れとはいいますが、寂しい思いもあれば、これから託す買主様への期待。まさにその契約でした。
買主のＥ様は、この土地にアパート等の事業性建物を建築します。
重要事項説明書の調査では、この土地は土砂災害警戒区域内で急傾斜崩壊危険区域内。
また、敷地の一部が急こう配になっているので、近々土砂災害特別警戒区域に指定される予定。
現在、神奈川県全域で、土砂災害警戒区域の基準調査をどんどん進めています。
これから指定される案として土砂災害特別警戒区域も閲覧できます。
県のホームページのアドレスは下記。
このサイトで、これから決まるであろう「土砂災害特別警戒区域（案）」も不動産会社として説明しておくことが望ましいですね。
今回、買主のＥ様は、相当な工事を行う予定。おそらく３年後かな・・・。
土砂災害警戒区域や特別警戒区域などは、木造住宅の建築は相当にハードルが高い。
なので、木造住宅ががけ崩れで倒壊する危険よりはそのための擁壁の替わりに地下のあるＲＣ構造かも。
話は飛びますが、追浜地区は、軍関係の施設があった特別なところのようです。
追浜商店街の通りもそのことで通り抜けの道路が造られました。
その先は埋め立てであったとか。
駅周辺には防空壕や井戸、道路や家の下に川があります。
夏島などの埋め立てられた場所の先には貝塚も多い。
「追っていく」＋「浜」で「追浜」ですね！
今回の土地の地中には、防空壕もあります。
私も、市役所、神奈川県、がけ関係の調査を複数回行きましたが、建築方法の解決まではいたらず、重要事項説明書の記載方法に相当に時間をかけました。
今日の素晴らしい契約の時間。
いままでの時間が吹っ飛びまして、爽快な気持ちとなりました。
売主のＴ様、お母さまのＳ様、買主のＥ様。本日は、おめでとうございました！
