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複雑な任意売却の売買契約を締結しました～横須賀市船越町の土地～
2020-03-24
昨日、任意売却の仕事を行いました。
売主様と買主様との売買契約が成立、場所は横須賀市船越町！
来月到来する、完結（決済）と買主への引渡しにむけて、新たなスタートをきりました。
売主さん、とういえば、「破産管財人」といわれます。
一般的には弁護士の方。
今回の買主様のＭ様は一般個人で二世帯。
破産管財人にいたるまでの経過ですが・・・、不動産の所有者が、「借金を返せない、どうしよう。」ということで、
まずは、地元などの弁護士に相談します。
その後、債務超過などが認められるようであれば、破産の申し立てを行ってもらい、裁判所は、破産開始決定を出し、別の弁護士を破産管財人として選任します。
破産管財人の役目は、所有者の財産を処分して、債権者（銀行とか・・）に法律に従って公平に分配いたします。
私は、その不動産売却を担当する役割です。
破産管財人の弁護士の先生からのお話なので、今回もしっかりと役割を果たしていく気持ちです。
任売（にんばい）は、公平性とスピードが命！
専任媒介を先月いただき、広告活動やレインズ（不動産流通機構）への登録、買取会社への募集、などなど、さまざまな公募をしました。
１５０坪近い土地で駅まで徒歩圏、しかも平坦なので、買取会社は数社に上りました。
今回の不動産の状況は、いろいろな他人の権利が入り混じり、境界を明示できないことや、インフラの越境等もあり、法令上もハードルが高い物件。
しかし、いろいろな角度で検討する人もいて、十人十色。
債権者集会の時期も迫ってきたので、約１か月の募集活動を鑑み、総合的に、買主様を選定したのがつい最近。
最終的には、一般消費者が買主となりました。
買主様は二組で、お住まいになる建物は住宅ローンを組む買主様がで購入予定、敷地内にある貸家等の購入は別の買主の知人の方が購入。
お二方に来店していただき、売買契約が無事締結。
これからは、第二段の重要な仕事となります。
債権者への債権額交渉、買主様の住宅ローン手続きの協力、決済日の調整や各関係者の取り纏めなど・・。
いろいろなパターンを経験をしてきましたので、どちらかといえば、わくわし、どきどきの気持ちです。
任意売却という仲介業務は、最終の引渡しの当日の当日まで気が抜けません。
前日に差押えが入ったり、抹消する債権者が反対したり、税金の滞納で役所の方が差押え登記を職権でおこなったり・・・。
任意売却の仕事は本当にやりがいがありますね！逆に、私の「おでこ」の面積が、だんだん広くなってきている（笑）きがします！
破産管財人様の任務を全うできますよう、しっかりと仲介の仕事を行うことが、私の第一の使命。
同じように、一般消費者様へは、夢ある引渡しの目標設定。
最後は、債権者への公平な分配作業。
これをモットーに、任意売却の仲介業務を遂行していきます。
今回、破産管財人弁護士の先生の依頼から始まったこの仕事。
先生、ご縁をいただいて本当にありがとうございました。
