知っておきたい！不動産のお役立ちブログです。
不動産に関する出来事、情報、不動産の知識としてお役立て下さいませ
給水管・・・図面と現現場が違う！トラブル防止の調査～葉山町堀内某所の売買調査編～
2020-04-14
鎌倉八幡宮も人がまばら
由比ガ浜の海岸は車がたくさん！
逗子海岸の汀橋は、車で大渋滞！コロナ関係なし・・
水道管路図、隣地からの水道管？
水道管台帳図
三浦郡葉山町堀内の某所。
その土地は駐車場になっています。
土地売買のため、本日調査のため鎌倉に行ってきました。
えっ、なんで鎌倉？
葉山町の水道管は鎌倉市の水道局で調べます。
「神奈川県企業庁水道局鎌倉営業所」として、逗子と葉山、鎌倉の水道管を管轄してます。
水道局の担当の方は、すごく親切でした(笑)。
尚、新型コロナの関係で、クリアーのプラスチックの壁越しで話あいでしたし、消毒液もたくさんありました。
今回の物件は、駐車場なので、昔のからの建物の跡地であるとの認識で調査します。
今でも家があれば、水道管の経路や排水経路は流したりひねったりすれば簡単にわかります。
しかし、いまは家もない・・・飲用水も下水もどこを通っているか。
同時に、水道管がしっかり有るか無いか、とか、新しいか古いかなど。
併せて、他人の水道管が越境してないかどうか。
このあたりの調査がポイントですね。
案の定、今日の調査でわかったこと・・・、水道管路図と台帳図面に相違がありました！。
水道管路図は、誰でも閲覧やコピーがとれます。無料で委任状も不要。
しかし、台帳図面は、所有者等の委任状がないと調査ができません。
今回の水道管路図には、新しいステンレス製の20㎜管が取り出されていると記載されています。
ラッキーと思いました・・・、が。
担当の方が、「もしかすると、水道管路図に記載していいる新しいステンレス管の取り出しがないかも・・・。」、と。
そこで、専任媒介契約書を持っていましたので、委任状として台帳図を取得しました！
やはり古い水道管のまま。新しいステンレス管は台帳図もないし、現場も不明でした。
注意点として、水道管路図は、現場と相違する場合があります。
そのまま説明しても、お役所には責任がなく、調査する不動産会社に責任が生じます。
重要事項説明書を作成する際は、お役所の図面と現場が相違していることと、現場が優先されるということをしっかりと買主様に説明をすることが必要です。
他には・・・、
駐車場なので、昔建っていて取り壊わされた後の為、地中内に浄化槽や基礎が埋まっていることが多くあります。
一般的には「地中埋設物」と呼ばれます。
目視で判断できるものは説明できますが、敷地を掘った後にしかわからないものは、やはり地中埋設物として、どちらが撤去するかは契約書で取り決めます。
ブロック塀の越境確認や、電柱・街灯の使用や利用者、他には、駐車場のためのコンクリート敷の撤去の件など・・・。
駐車場になっていり土地は、「更地売買」とは違い、より慎重な調査が必要となります。
今回の管路図では、隣家の水道管が駐車場敷地内に４本越境している！という図面となっている。
しかし、現場はそのようになっていない。
念のため、担当者に聞きました。
担当の方は、「水道管路図」はあくまでも、絵や参考図なので、目安や参考にしかならないので正確さにかけますよ！との回答。
なので、担当者の方は、隣家の水道管台帳を確認してくださったあとに、水道管は越境していないという結果を教えてくれました。
このように、不動産仲介業者は、水道管ひとつにしても、しっかりと調査をしています。
そして、現場の写真を撮影することは最低限で、そのあとに調査に行ったときに、水道管台帳図があれば、重要事項説明書が完璧に作成できるのです！
売主様の財産をしっかりと大切に売買するため、買主様の目的をしっかりと達成できるため！このことが私のモチベーションでもあります。
