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老舗のお店、借地権の売却手続きの方法~葉山・風早橋・たねや~
2020-05-23
そろそろ地主さんと挨拶をしていこうかなぁ~。
新型コロナも落ち着きてきました。
葉山に「たねや」さんというタバコ屋さんがありました。
国道134号線沿いで、ポストが目印。
自動販売機が立ち並ぶ。
森戸海岸から徒歩11分くらい歩いたところ。
建物は戦後かの建築?
相当古いですが、風情があります。
「風早橋」とプレートがついた信号機の角にある。
国道134号線沿い。
土地は地主さんの名義です。
たねやさんを経営していたMさんの奥様Mがいて、建物はMさんの所有です。
私は、Mさんの仲介の立ち位置。
Mさんは、建物所有を目的に土地を地主Tさんから借りている。
いわゆる、借地権(賃借権)。
この借地権付建物を譲渡しようとの依頼なのです。
土地の賃貸借契約書はない。
ただ、昔から、地代の金額はきまっていて、毎月授受されている。
先日、地主のT様に会いました。
借地権を第三者に譲渡したいのですが・・、と、申し出しました。
Tさんはうなづいてくれましたが・・・、が、あまり反応はなかった。
実は、地主Tさん、
その数週間前に、お身内に不幸があったと聞きました。
一旦小休止。
時期をみて、同時に新型コロナの収束をみながら、今後スタートしようと。
近々、地主さんにお伺いし、借地部分を見ていただき、土地の境を決めようと思います。
周りの測量図からみれば、借地の面積は、推定で45坪くらいかな・・・。
その面積がわかれば、借地権付建物を正式に公募できます。
残念ながら、借地権付建物所有のM様やお身内は、その面積がわからないと・・・。
借地権の根幹は、「どの部分からどこまで借りられるのか!ということが肝心」なのです。
所有者は地主さんですからね。
この面積を明確にしながら、時間がもったいないので、水面下で理解して下さるお客様と、借地権の話を進めながら、平行に地主さんと協議しようと思います。
先日、アパート建築検討をするお客様を一緒に、建物の中に入りました。
地下室があり、本体全体が使えれば最高でしたが・・・、残念ながら、傾いていました・・・。
しかし、シンボルになる場所なので、確実にこの場所を気に入られる方はいると確信してます。
借地権としての価格は1500万円。
45坪としても、所有権価格の半分程度で購入できます。
地主さんに支払う借地権の譲渡承諾料は、Mさんの支払いとなります。
この地に建築をするための建替え承諾料は買主様の負担なります。
そのあたりを考慮しながら、売買の諸条件を協議していくことになります。
「借地権でも、この場所で、この地で暮らしたい!この地で店をやりたい!」という方にはベストな物件です。
アトリエや事務所、アパート、店舗など、さまざまな利用ができる立地。
今後の成約にむけてどしどし活動しようと思います。
ご連絡お待ちしてます!