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定期借家の引渡し~長年のお付き合いいただいたW夫妻~
2020-05-31
定期借家契約とは・・・。
契約の時には、「期限の定めがある契約です」、と「別途書面」を作成し、「契約書とその書面」のワンセットを作成することで定期借家契約の効力が生じます。
6年前に、その契約を結びました。
早いもので、本日、その明け渡しの日が来ました。
賃借人のW様夫妻は温厚で素晴らしい方。
それと、おとなしい猫ちゃんも一緒。
この6年間、本当にありがとうございました。
明渡しの当日、遠方から、お世話になっている大家さんF家族も来られました。
室内のチェック。
F様のご実家であろうこの建物を、懐かしがられておられました。
想い出・・・、これはよいものですね消えることがありませんね。
空家になった状態は、「本当に猫ちゃんを飼っていたの?」というくらい、かすり傷一つなく、臭いもなく、本当にきれいでした。
W様夫妻は、最後の最後まで、階段などを箒(ほうき)ではきながら、きれいな形で大家さんに明渡しをしたいという気持ちが伝わってました。
室内を見渡したあと、Fさんご家族も、これからどのようにしたら・・・、ということでした。
基本的に、造作物や毀損がなければ、敷金の返還となりますよ。と伝えました。
契約書では、ハウスクリーニングしての明渡の条件になりますので、大家さんとW様夫妻にその場で説明し、契約解約合意書を締結しました。
しかし・・・。
ハウスクリーニングはいらない!くらいにきれいです。
しかし、大家さんも個人です。
契約書に記載しているので、どの程度のクリーニングが必要か・・・、微妙なところです。
私としては、ここまできれいにされているので、大家さんの寛大なご理解をいただき、多少の掃除で、その差額はW様夫妻に速やかに返還していただければと願ってます。
室内がひどく汚れている入居者も多く見てきましたが、まったくと言っていいくらいきれいにお使いされていたと思います。
今後、大家さんが精査されるようです。
そして、敷金の返還手続き等の清算をW様夫妻と直接行う方向になりました。
敷金というものは、明け渡し後「速やかに」返還する定めがありますので、穏便に解決してもらいたいと思っています。
大家さんのF様ご家族、そして入居者のW様夫妻、長年、本当にありがとうございました。
素晴らしい人生を!