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重要事項説明、売買契約締結、引渡しと決済をわずか2時間で完結~三浦市天神町編~
2020-06-01
地主のI様は数件の売却を私へ依頼されました。
そのうち、三浦市天神町に土地があり、その土地を長年建物所有目的で利用してきたS様。
この関係、借地権者と底地所有者(地主さん)の賃貸借契約関係なのです。
先祖代々から継承されてきました。
本職のT先生に測量から地積更生登記、分筆登記を速やかにおこなっていただいたので、はれて本日取引が完了しました。
ちなみに、「地積更生登記」とは、最近の測量で得られた面積にもとづいて、昔からの登記簿面積を今の測量面積に変更すること。
買主は借地権者のS様の娘さんS様。
売主は底地の所有者であるI様。
売買契約と相成りましたが、すでに、双方知り合いの中。私よりも深くお付き合いしている(笑)
私の出るまくなはいですね・・・。(笑)
底地価格も地主さんの納得いく金額でしたし。
買主は土地上の家の所有者でもあり納得のいく契約。
当日は、朝9時30分からS様に重要事項説明を開始。
実は、事前に書面を郵送して予め目を通していただいたので、30分で説明完了。
いままで使ってきた土地だから分かり易かったんですね(笑)。
10時に売主の地主I様もご同席していただき、売買契約書に目を通していただきました。
異議などもなく、契約の締結はすんなりです。
同席いただいた、司法書士のN先生において、所有権移転登記委任状と登記原因証明の作成などなど・・・。
地代の清算、固定資産税等の清算も完了し、終わったのは11時位。
長年のお付き合いであったがゆえに、笑顔での取引、ハッピーエンドでした。
なぜか、売買物件の話よりは、いままでの懐かしい話のほうが多かった(笑)。
このように、借地権付建物と底地のように、一つの不動産にふたつの相反する権利が存在します。
相反する・・・か一心同体か・・・、解釈は様々ですが。
もめていれば、長年もめます。子孫までもめていきます。
今回のように、信頼ができているもの同士であれば、二時間で笑顔で取引が完結できます。
不動産取引は、やはり、人と人なんですね。
すごく今回も感じました。
この「仲介」をできたことに、心底嬉しく思います。
おめでとうございます!