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知っておきたい!不動産のお役立ちブログです。

不動産に関する出来事、情報、不動産の知識としてお役立て下さいませ

33年間で変わったものと変わらないもの~「生活様式」と「不動産様式」~

2020-06-20
昭和の逗子駅
昭和の横須賀中央
浪子不動前の逗子海岸
昭和62年ごろ、日本はバブル絶頂期・・・。
その後、バブルの崩壊があり、山一証券の破たんや住宅金融専門会社が整理回収機構になって清算。
また、阪神淡路大震災と同時期にオウム事件・・、数年が経ちリーマンショック・・・、東日本大震災・・など、歴史が刻まれてきた。
不動産取引においても、この33年の間に変化があった。
もちろん、変わらないものものも多くあります。
 
私が横須賀のBOU大学を中退し、21歳で不動産仲介業を始めたのが昭和61年から62年位。
日ごとに不動産の価格が高くなっていく時代でした。
そのころの葉山町一色では坪単価が200万円から400万円。
逗子の被露山庭園住宅(TBS)が坪300万円。
住宅ローン金利は7%!
 
いわゆる「転売」が盛んだった東京の不動産買取会社の影響で地価が高騰。
まもなく湘南や横須賀にもそれが到来。
あまりにも高くなりすぎて異常になったと感じたのか・・・。国が動きました。
 
国は、土地の転売に重加算税を課し、取引価格には100㎡以上の土地取引には国土法(その当時はミニ国・・・といわれた)を設け、各取引ごとに市町村に申請し、取引価格の勧告、不勧告の回答をもらっての売買契約になりました。
 
そのためか、バブル崩壊し、またたくまに不動産価格が下落。
その後に地震や事件があり、国の法律も変わってきた。
33年前はどうだったか・・・、というと。
不動産営業マンはポケットベルで会社から呼ばれ、公衆電話をさがし、そこからお客様に固定電話にかけていた。
携帯電話はもちろんありません。
不動産広告は、新聞の折り込みが主流。
レイアウトは営業マンが夜討ち朝駆けで仕上げ、広告会社が来店していた。
ノートパソコンなどはもちろんなし!
大きい広告といえば、唯一、リクルート社の「住宅情報」
電話帳なみの厚さです。店頭にならんだ住宅情報を購入する。目を凝らして数ミリの行をにらみ、不動産の概要を見索(けんさく)?する。
不動産営業方法は、飛び込み営業や電話営業も多かった。
今でいう消費者保護法・・・、関係なく動いていた時代。
逗子や葉山においては、老舗銀行の保養所や別荘、企業の社宅がおおくあったが、バブル崩壊でその土地は大規模開発され住宅となった。
変わらないものは山の景色と海の景色・・・。
ちなみに、「法律」も大きく変化してきました。
その当時は、建物の完了検査を受ける人が半分くらい(任意だった)。
なので、今の中古住宅の建物は「検査済証」が無い建物の多くあります。その当時は合法でした。
なぜか・・・、というと、国の住宅ローンである住宅金融公庫(現在の住宅金融支援機構)の融資は、建物の完了検査がいらなかった。
 
しかし、33年の間に、大きな地震や土砂災害、また、耐震偽造事件があり、法律も度重なるように厳しくなってきました。
「命をまもる」ということからすれば、当然のことである。
そのため、工務店、不動産業、設計士なども、度重ねるごとに勉強していく。
不動産取引時に説明義務がある「重要事項説明書」は、33年前の書式でB4の複写式2枚。
しかも手書き。一字間違えれば、すべて書き直して夜中まで作成していました。
しかし、今は便利な時代。PCで作成し、13ページ(笑)もある。
間違ってもデリートのボタン一つ。
また、同じ条文はコントロールCでコピーし、貼り付ける。
簡単に便利に作成できる。
まさに、増え続けた不動産法律には必要なアイテムである。
 
今の不動産広告はWEBで検索することが当たりまえのような気がする。
スマートフォンが時代を変えました。
33年前は、不動産営業マンが物件を仕入れて、手書きの概要をもってお客様に「呼び込み」という電話で営業し案内のアポをとっていました。
いまは、「検索」ということが日常茶飯事のため、お客様が自ら、いつでどこでも見て、探せる時代です。
現地に行かずしても、ストリートビューで大まかな画像は見れます。
しかし、不思議なのですが、私自身。他社から出ているWEBの広告は率先してみることがありません。
不動産業者間の登録情報やネットワークでの情報をもとに、お客様への不動産情報開示をしています。
これだけ便利になり、不動産ポータルサイトも競争している時代、「情報の重複」や「検索」が多様化すると、プロの私でも訳が分からなくなることもあります。
 
33年も経てば、その時の子供さんが親になります。
当時のお客様で同席してくれたお子様が、親になり、また私のところへマイホームを購入するということもあり、うれしく思いまます。
当時新築だった建物は、築33年。そろそろ建替えか・・・。
当時の法律で合法的に建てたとしても、時代の変化のため、現法では不適合建物といわれることも多くある。
建物に愛着をもっているオーナー様にとっては「納得がいかん!」ということもあろうかと思います。
土地の擁壁や石積みも、33年もたてば、養生や補強、修補も必要になってきている。
 
このように、さまざまな変化や時代の経過で、今の世代の方々が、今の時代の生活様式にそって対応してくれていると思います。
変わらないのは「人のご縁」と「海や山の景色」・・・。
人も歳をとりますが、味のある歳をとっていきたいですね。
不動産もしかりです。
 
昨今、新型コロナ拡散が収束方向に向かっている?・・・、そう思うのは日本に住んでる私たちだけかも・・・。
今日でも、世界では、フロリダ、ブラジルなど、感染は急加速している。
まだまだ大流行している…という記事が絶えない。
井の中の蛙にならないように、これからの新型ウィルスに対応する「新型生活様式」を継続していきましょう。
そして、不動産様式のなかでも、私たちプロは、検索してくれたお客様の気持ちになり、それに真摯に対応していき、情報化時代のなかでも、適格で正確な情報や知識の提供をしていきましょう。
最初の「検索」は、物件の検索のまえに、「不動産業者」の検索、そして厳選がされてくる時代になるのかもしれません。
そのためにも「誠心誠意」の気持ちをもって、日々精進してまいります!
 
 
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宅地建物取引士歴36年・公認不動産コンサルティングマスター歴26年・2級ファイナンシャル・プランナー技能士取得し、さまざまな角度からお客様の資産設計提案業務や不動産仲介業務で貢献いたします。豊富な経験で、お客様目線の接客と親切丁寧な説明をいたします。ご依頼者の約90%はご紹介です。              【推奨物件】            売マンション プリオール葉山の杜 5780万円 葉山マリーナ徒歩2分                                     
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