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土地の売買、擁壁がある場合の注意点~葉山町長柄編~
2020-06-21
葉山町長柄のO様宅にお邪魔しました。
自然豊かで別世界。
現場は、80坪の土地の上に、大きな二世帯住宅が建っている。
家が大きすぎるので、土地の半分を売却し、建替えしようか・・・、と。
この地区は、起伏もあり、山が迫っている。
敷地から下を見渡すような傾斜地。
O様からの質問は・・・、
「半分の40坪は、どのあたりの境になりますか~?」と。
予め作成した手書きの分割図面に40坪ずつの区割りをおとし、現地で測る。
補足ですが・・・・。
今回の場所は、やまも迫って、南側が相当に傾斜している。
敷地の土留め部分には、開発当時の間知擁壁が存在してます。
測量図とは、真上からみた範囲で画かれたもの。
立体的な傾斜や擁壁の角度は図面化されていません。
今回の目的。
O様の住んでいる大きな家を解体し、半分を売却して、その残りにO様の希望の新築を建てること。
そのため、一番注意するところは・・・。
図面ではわからない、現地の有効部分を確認する。
水道や排水の経路は互いの土地を経由しないかどうか。
O様の目的とする床面積が、建築可能かどうか・・・。
売却する土地は、はたして、好まれるような間取りが入るか・・・。
そのため、、擁壁の位置や山の境を確認し、各40坪がどの程度か・・、のところで肉厚と奥行きをはかり、概ねの範囲は示した。
O様の感想は・・・。
「半分の40坪のになると、結構狭いですね~・・・。」と。
これは当然のことですね。
もともと80坪の住んできた範囲が40坪になりますからね。
しかし、住み慣れた場所なので、間違いないところ。
自然豊かで立地条件も変わらず、近所のみなさんも変わらず。
あとは、有効部分に、O様家族の想いをこめた間取りが入るかということと。
もう一つ大切なのは、売却する土地も、自ら建築して楽しめるような土地であること。
これが大切。
売却するところには、新たな第三者が住むことになります。
お互いに気持ちよく、快適に暮らせるようにしたいですね。
まずは、解体工事の見積もりから始めましょう!
くれぐれも、擁壁や山が迫ってきている土地は、「有効部分」をはかって進めましょうね!