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畑や山林の現地調査はまるで別世界~横須賀市長井編~
2020-06-23
お世になっておりM先生の依頼で、相続物件の査定のため6か所の現場視察にいった。
住宅部分の査定書作成は完了し、残すは畑や山々(笑)
場所は横須賀市長井。
行けばほんとに良いところなんです。
入り口で判断してはいけないですね。
6か所を周ります。
道なき道を歩きます、しかも、広大な畑のど真ん中。
笑顔で畑を耕している穏やかな夫妻もいました。
どうやら遠方から来ているらしい。
この地区は市街化調整区域です、もちろん家は建築できません。(原則的には・・・。)
あぜ道、農道、山々、広大な畑・・・建築基準法で定められた道もありません。
では、査定金額については・・・。
不動産会社の査定とは、実質に需要がある価格を計算します。
不動産鑑定士のような鑑定評価ではありません。
実勢価格・・・、売れるかどうか・・・、なのです。
ちなみに、市街化調整区域の畑は、一般の人は購入できません。
農地法の縛りが理由。
農地売買なので、やはり農家の方が買い手になるでしょう。
今回回った6ヶ所は、法地や山林です。
形状や境もわからず、もちろん測量もされていません。
そのことから、今回の6か所の査定書は算定不可能・・・残念ながらそういう感じなのです。
査定金額相当としては、横須賀市役所で算定された固定資産税評価額が一番妥当と思います。
その旨の報告をしようと思います。
今日、スーツ姿で歩いている私に、畑の真ん中にいらっしゃる夫妻が声をかけてくださいました・・・、「神奈川県の方ですか?」・・・、と(笑)
私の右手にはスケール、左手には資料を綴ったファイル。
その姿で、畑のど真ん中にいる・・・(笑)。
怪しい人と思われなかったことが救いでした(笑)。
人は、人ごみにいると挨拶を忘れる・・・。
しかし、畑のど真ん中では、いくら知らない人であっても、すれ違えば、必ず挨拶があります。
暖かい瞬間ですね。
どこへ行っても「人情」が形として感じることができるのは、ホッとしますね~。
この仕事が続けられている一つの理由でもあります(笑)。