知っておきたい!不動産のお役立ちブログです。
不動産に関する出来事、情報、不動産の知識としてお役立て下さいませ
土砂災害・新型コロナ・人口減少・・・~今日の不動産活動報告~
2020-07-05
昨日発生した、熊本県の球磨川氾濫により、お亡くなりになられた方々に対しまして、心よりお悔やみ申し上げます。
自然災害・・・。
予期せぬ事態なのです。
ここのところ、天候が異常なのでは。
台風15号、19号なども含め、「水」の被害を感じます。
また、災害とは別に、世界では、「新型コロナ」の感染拡大が増えている。
日本においても、第二波の予兆を感じさせるような報道。
それにしても「自己防衛」・・・のようなお国からの説明・・・。
しょうがないのかも・・・。
気になるといえば・・・、
ここのところの局地的豪雨。
それに伴う土砂災害です。
大変多くなっています。
私が暮らす三浦半島の三浦市。
この町は、本当に災害が少ない過ごしやすいところ。
東日本大震災でも、大丈夫でした。
地盤がそこそこよいようです。
地震にも強い。
お城があったり、葉山には御用邸があったり、昔からの由来なのでしょうか。
三浦市の三戸も、御用邸の候補地だったとか・・・。
気を付けないといけないのは・・・、土砂災害でしょうね。
三浦半島は、津波よりも土砂災害の警戒が必要だと思っています。
神奈川県は、土砂災害警戒区域の指定作業を急ピッチで進めています。
台風19号の影響で、その作業は遅れていましたが、2020年度の完了を目指しているそうです。
その中でも、「レッドゾーン(土砂災害特別警戒区域)」に指定されれば、宅地分譲の開発制限や建築物の構造規制が出てきます。
不動産売買にも支障が出てきます。
横須賀市の一部では、レッドゾーンの指定が進みました。
三浦市、逗子葉山では、いまのところは大丈夫です、が・・・。
2020年度中では、レッドゾーンの箇所が増えるときいてます。
さて、今回の熊本の洪水・・・、球磨川周辺は「盆地」のような地勢。
豪雨による洪水が、上流から下流へ勢いよく流れてきた場合、下流の出口が狭くなっていれば、瞬時にその中間の盆地には水がたまります。
浸水です。
私が生まれた長崎市では、昭和57年の7月・・・、忘れもしない「長崎大水害」がありました。
死者・行方不明者が299名。
高校生だった私は、クラスで復旧活動を行いました。
盆地・・・、長崎市内の地勢も、山々が港を囲んでいる「すり鉢状」のように盆地に似ているかな・・・。
局地的豪雨のため、いたるところで山々の土砂崩れ発生しました。
三浦半島の地勢といえば、大きくみれば、南北のラインの中央には高い山々が連なってます。
西と東の両脇は、東京湾と相模湾があります。
所謂「馬の背」のような地勢なのです。
今までの経験から、河川氾濫などを防ぐように、神奈川県でしっかりと河川の整備してきました。
逗子の田超側や横須賀の平作川では違法係留している船の撤去まで行いました。
集中豪雨でも、なかなか氾濫が起きないのは、神奈川県さんの努力のおかげだと思います。
金沢区の関東学院付近の侍従川・・・、海抜は低く、いまにも水が道路を超えそうな地勢なのですが、
・・・大丈夫なのですね。
水害よりは、山々に近い土砂災害のことを見据えていくことが望ましいのでないかと思います。
今日は、横須賀市久比里の一戸建てや衣笠地区のマンションのご案内を行ないました。
いずれも土砂災害警戒区域内!
イエローゾーン指定地域です。
横須賀市の方は、気持ちの免疫があるのですね(笑)。
久比里の裏山は、神奈川県の施工で、10m近い崖に防護壁を設置しています。
理由は、「急傾斜崩壊危険区域」、土砂災害警戒区域とはまた別です。
その指定がなされていることで、神奈川県の予算で施工してくれました。
物件敷地内に神奈川県所有の擁壁があるかたちです。
擁壁に提供している自己所有地は、当然に固定資産税は免税です。
神奈川県にはタダで敷地を貸している「使用貸借」の関係なのです。
今日の案内は、その擁壁の不安よりは、専用通路の幅員のこと・・・。
見に来られたM様と一緒に、雨の中で通路の幅員をスケールで計り合いました(笑)。
M様!
ご一緒に作業していただき、ありがとうございました。
ちなみに、この久比里の一戸建ては「アットホーム」というポータルサイトに掲載しています。
この二日間で、広告の問い合わせが続いているので、対応しきれずに、一旦掲載を取り下げました。
そもそも、雨の中でM様が来てくれて、検討していることもあるのでなおさらです。
しっかりと集中して、M様のフォローを行います。
しかし、なぜ、M様と通路を計っているのか・・・、その理由は?
「建築基準法」では、専用通路の接道義務は幅員が2m以上。
しかし、久比里の通路の脇にある隣地所有のブロック塀が通路側に傾いている・・・。
このことを気にした私は、先日、横須賀市役所の建築指導課に伺いました。
回答は・・・、接道義務は果たしているので許可は大丈夫・・・。
とは言っても、「越境」が気になる。
再建築不可の責任は負えません。再建築できることでの価格設定ですから。
この傾いている部分ブロックは「越境」となります。
その処理はしっかりと隣地の方と取り決める必要があります。
横須賀市役所の建築指導課の担当者様は、「越境」は個人間の問題です・・、お互いにやってもらわないと・・・。
と建築基準法と「民間の権利関係」を区別した説明でした。
これは当然ですね。
一般の個人の方にも、もっと分かり易く説明するためにもう一度役所に確認したうえで、建築士にも相談しようとおもいます。
このように、自然災害やコロナの影響がある中でも、真剣に不動産を探している方もいらっしゃいます。
しっかりと応援していきたいです。
これからは、自然災害に対しても、、新型ウィルスに関しても、「自己防衛」の意識を強くしていかないといけません。
不動産についても、万一の時の保険加入、防護壁の設置、雨水の経路確保など・・・専門家に聞きながら、安心、安全な暮らしを送っていただきたく思います。
神奈川県も人口減少になっていますが、これは前月比であり、昨年の同月比からでは、人口は増えています。
やはり、三浦半島は人気なのですね!