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全ての関係者に有益となった決済となりました~横須賀市追浜本町一戸建て~
2020-09-11
チェック
本日、追浜のかながわ信金さんで、横須賀市追浜本町1丁目の一戸建ての決済を行いました。
この取引は、思えばいろいろな道のりがありました。
前面道路は私道で、数名の第三者が所有しています。
建物は、賃借人が住んでいたので、その明渡しから、室内チェック、修補費用の負担区分が必要。
売買には欠かせない隣地の境界線の立会いと署名捺印などなど・・・。
近年の不動産売買は、私道に接する土地であれば、できれば、私道の所有者より、通行承諾と給排水工事のための掘削工事承諾を取得することが望ましい。
これが取得できないと、住宅ローンが利用できない場合もあります・・・。
のちのちのトラブル防止のため、引き渡しまえに、あらかじめ仲介会社で取得する協力をしてあげるとよいでしょう。
境界線については、売主様(所有者)が「ここ!」といって境界標を明示しても、その後、隣地の方が「そこは違う!」という場合もあります。
買主様が引き渡し後に隣地からクレームをうけびっくりすることもあります。
なので、可能な限り、境界標、境界線、越境物の明示を行なってください。
売買の手続きとしては、当初は賃借人が住んでいた建物なので、明け渡し終了後に売買契約をおこないました。
その後、手順をすすめることこと、3ヶ月。
ようやく、この日、無事に引渡しをすることができました。
売主さまはS様で、別荘として所有していた土地と建物。
家を建ててまもなく、賃貸に貸しに出されたとか。
その後、賃借人が家賃を払えなくなったので、空いた状態となり、その前に売却依頼をしてくださった。
購入してくださった方は・・・なんと地続きの人、E様。しかもこの周辺の町内組長さん。
E様がすでに持っている土地は、この私道を通るのですが、私道の持分がない・・・。
今回の物件を購入することで、私道持分も取得できるようになるのです。
売主さんは私道持分も持っている方でしたので渡りに船とはこのことです。
その他の、私道共有者には、1か月をかけ、挨拶や顔合わせ、文書の説明を継続し、無事承諾と書面をいただいた。
私道所有者の方々も、道路の維持管理が明確になり、ご安心下さいました。
境界線の立会についても、横須賀のI測量登記事務所のI先生他皆様に作業をおこなっていただき、境界線も明確になりました。
本当にスピーディーな測量で、すべての皆様がこのことで救われました。
I先生、本当にありがとうございました。
そのこともあり、今回の買主E様も一安心して、笑顔で今日の決済を終えることができました。
私としましても、この取引でご縁をいただいた方がなんと8名。
取引の内容が複雑であればあるほど、その経験と糧になり、一番は素晴らしい人と素晴らしいご縁が生まれます。
このことを、モットーに、誠心誠意、これからも対応してまいります。
皆様、本日はおめでとうございました。