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法務局の公図と市役所の公図が違う・・・~私道か公道かで調査もまったくちがう・・・~
2020-10-08
いま、三浦市某所の契約前の調査中・・・。
前面道路の調査では、はっきりとみためも「公道」で完璧な舗装。
三浦市役所の道路調査でも、「台帳」上は三浦市道。
これは安心・・・。と思いきや。
法務局に「公図(一般的には「地図」とよばれる)」を取得しました。
公道と思われる公図上の2本線。
その細い部分に番号「地番」が付されてます。
地番があるということは、だれかの所有者が存在します。
三浦市役所は公道・・・といっているが…当然、所有者は三浦市か国だろうと・・・。
法務局にいって所有者を調べました。
道路上の1本は陸軍省の所有。
もう1本は、なんと個人所有!・・・信じられない。
個人所有なら、通行や水道工事の掘削承諾も取得しないといけません。いわゆる「私道」扱い。
この公図と所有者一覧をもって、再度三浦市役所へ!
三浦市の道路管理課の責任者と会えました。
昔の経緯を知っている方でした。救われました。
これは個人でなく、はっきりと三浦市のものだと。
固定資産税課にも地図「公図」があるので、それを取ればわかる、と教えてくれました。
取得した公図にはしっかりと「道」と書いている。個人ではない。
これは、完全に法務局のデータ管理上の反映の問題。
間違いではないと思いますが・・・。
いまは、法務局もデーター処理で、公図によっては、地番が間違って反映されることもあります。
宅建士において、調査するうえで、私道と思っても、公道ということもあります。
そのためには、調査は「ダブル」に限ります(笑)
では、週末の契約をしっかりと対応します。