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午前も午後も借地権のコンサルティングの日~戸塚区と逗子市編~
2021-05-30
カテゴリ:コンサルティング
注目重要
30日の午前中、地主S様の依頼により、1か月前からの交渉のすえ、本日無事に20年の土地賃貸借契約(借地権)を締結いたしました。
契約済みはこの周辺の数区画で、今回が最後の土地。
借地権とは、建物所有する土地賃借人が、土地所有者(地主)に地代を支払い、建物所有目的で土地を借りて使用する権利です。賃借権です。
地主さんと仲良くしていることが一番の肝。
今回は、地主さんが取り決めている20年間の更新料を提示し、借地権者が快諾してくださいました。
なぜかというと、この周辺地区は、他の地主さん同士も取り決めがあり、慣例で地代がや更新料が決まっています。
借地権者様はご高齢になってきており、亡きご主人の借地権を相続しました。
建物の相続登記が未了でしたので、信頼できる司法書士をご紹介しました。
ご安心してくださいました。
相続登記は名義変更承諾料は地主に支払わなくてもよいのです。
ようやく、地主さんも進入路のの整備もしてくださるということで、一安心しました。
これからも、善きご縁をもって、新たな20年のスタートができました。
借地権者のS様、地主のS様、おめでとうございました。
ちなみに、20年間の契約期間なので、今の所有者の推定相続人にも同席していただきましたので安心できました。
午後は戸塚区戸塚町に行きました。
午前と違って、借地権に供している土地(所謂、底地)を地主さんが譲渡したいという依頼。
こちらも、3カ月くらいの交渉過程がありますが、一つ一つ進んでいると思います。
売買となれば、売り主は少しでも高いほうが良い、買い主は少しでも安いほうが良い、ということが人情。
その間に挟まれている私は、つねに「円満解決」を心に秘めて対応しています。
もちろん、お金のことになれば、当事者としては背に腹はかえられません。
しかし、一番は、どちらかが買わない、もしくは売らないとなれば、これは水の泡。
私の出る幕ではなくなります。
本日は、借地権者のご家族皆様、後継者も同席し面談しました。
借地権のままか、底地を購入するかにおける将来のメリットとデメリット、そして地主側としてのメリットとデメリットを説明しまた。
思うところはみなさま一緒なのです。人だから・・・。
逆に、お金のことなので、当事者同士で直接話し合いをすれば、だれしも角が立ちます。
私は、その両者を円満に解決する役目です。丁寧な説明が必要なのです。そして「プロとして」。
次回は、地主様に対して、今日の借地権者が最終的に提示してきた購入金額をしっかり説明をしてきます。
丁寧に、かつ、メリットデメリットを説明してきます。
最終判断は地主さんです。
このご理解を得られなければ、私は一旦仕事をおりて、時が経つことを静観していこうと思います。
感謝の気持ちをもって、皆様に向き合って来ようと思います!
まとまることを切に希望しております。