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2年の歳月が経ち、本日の大安吉日の契約!~戸塚区戸塚町底地売買~
2021-07-04
チェック重要
7月4日日曜日の大安吉日
雨も小降りになり、いざ戸塚へ!
令和元年から2年の歳月がすぎて、今日のおめでたい日を迎えることができました。
事案としては、借地権付建物所有者T様と、底地所有者(地主)H様との土地売買取引。
ひとつの場所に相反するといっていもいいくらい、お互いの権利が2つある。
借地権付建物(建物所有権と土地賃借権)と底地(所有権)の権利ですね。
じつは、従前から、売りたいけど買えない・・・買いたいけど売れない・・・というような協議が続いていたと聞いたことがあります。
その仲に、地主H様のご依頼ではじまったこの交渉と取引。
一般的には・・・、
借地権付建物所有者(これからT様と記載)は土地(底地)を購入する場合は安ければありがたい・・。
逆に底地所有者(これからH様と記載)は高く買ってもらったほうがよい。
いわゆる、「相反する…」というのはこのこと。
しかし、お金のことはそうですが、契約をまとめるためには、その部分を合意すれば円満にいくということですね。
これが一番。
もちろん、最初の交渉からは、価格の格差も大きかったのです。
しかし、それぞれのメリット、将来のデメリットを説明をじっくりと向き合っておこないました。
国税庁の路線価、戸塚区の評価額、周辺の時価の説明。
そして、需要と供給の状況説明。
数回の交渉で、向き合ってくるH様とT様のきもちを感じ始めたのは今年の6月。
最後は、この相反する関係を、代々子孫に継承させるわけにはいかない!という親心がうまれたのではないかとおもいます。
人は人から傷つけられることもあれば、人は人で助けられる・・・。
親も子もしかり。
今回の取引のポイントは・・・。
当事者の親御さんと将来受け継ぐであろう子供さんがいつも一緒に説明を聞いてくださったこと。
そして、今日の契約の場でも、親子一緒に同席いただいたこと。
不動産は受け継がれる・・・、しかも、すばらしい関係で受け継がれたほうがいい!
借地権・・・、これは、住宅が少なかった大昔に勅令以後、建物保護法が借地法にもりこまれ、地主は土地が戻ってこないという法律が長年つづいてきました。
もちろん、その法律は、土地契約の更新が続けば、古い法律が適用になる。
今の時代は、少子高齢化。そして、人口密度も低くなってきているので、旧借地法は地代に合っていないのではとも思います。
この新時代に従って、私も不動産コンサルティング業務を行っていこうと思います。
それが、円満解決に人と人をつなげるポイントのような気がします。
最後に、常にご一緒頂いたT様家族、H様とそのお身内の姪の方とお父様とお母様には、本当に心から感謝です。
そして、H様をご紹介いただいた逗子のS先生には心から感謝です。
合意する最後の結論をいただくときに、H様のお身内から「S先生の紹介である福家ホームの田中さんだから、一任します」といってくださった言葉は印象に残りました。
仲介冥利に尽きます。それと同時に、S先生の偉大さを改めて感じました。
これから、戸塚の土地の引渡しをおこなうまで、円滑にすすめていくことが、皆様に対するお礼であると思っています。
これからもどうぞ、宜しくお願い申し上げます。