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もったいな物件、なんとかできないものでしょうか・・・~横須賀市追浜東町編~
2022-05-14
注目重要
土砂災害特別警戒区域、建築基準法の接道義務、法令制限・・・。
建築できるための条件はさまざま。
もったいないのひとこと。
今回の横須賀市追浜東町の一戸建て。
家の趣、造り、広さ、場所、景観、日当たり、価格・・・、言うことなし!
しかし・・・。
今回、測量をしたら建築基準法の道路と広い庭がある所有権の土地との間に国有地があります。
図面では青い色の部分。
この部分を購入できれば接道義務は果たせて建築可能に・・・、一歩・・・というか50歩近づきます。
あとは・・。
近年話の多い土砂災害・・・。
今回の土地は土砂災害特別警戒区域(所謂レッドゾーン)に該当します。
今の法律では、まず木造建築は建ちません。
昭和61年の新築時には、建築許可も無事におりて、最終検査もOKだったのに。(この時は国有地は不明でした)
法律はさまざま、時代と共に変わっていきます。
自然災害や事件で、緩和されたり規制されたり。
横須賀市は独特な谷戸や高台の多い地勢です。
このレッドゾーンに抵触する土地は沢山あります。
そして、今回の物件の裏側にはしっかりとした擁壁がある。
なのにレッドゾーンの指定?
横須賀市や神奈川県は、民間の擁壁に対して、補助金や急傾斜法にもとづく工事でない場合、検査済がない限り、その擁壁にはお役所的に安全を担保できない。
なのでレッドゾーン。
再建築の際に、しかるべき建築士の意見や助言を聴いて、敷地内の建築物の工法や擁壁やりかたなどを検討する必要があります。
神奈川県には崖条例もありますので、その部分も検討に入れます。
コストとにらみ合いながら進めることになります。
この部分がクリアーできれば、100歩近づく。
もったいない。
将来の投資、手直ししながらの賃貸用物件、自己居住用など進められます。
購入後に国有地の取得に交渉していくか・・・。
このような理由から、今回の売却価格の価格設定を安くしております。
ご検討される方、予約や申込を受け付けております。