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「急傾斜地崩壊防止工事」とは、急傾斜地崩壊防止施設の土地の扱い~横須賀市追浜編~

2022-11-14
カテゴリ:コンサルティング
チェック重要
使用貸借、神奈川県土木事務所、情報公開請求、急傾斜擁壁防護擁壁
急傾斜地崩壊防止施設
急傾斜崩壊危険区域なら行政の補助で工事
使えない部分もあることに注意
横須賀市追浜地区は、急傾斜崩壊危険区域が多い・・・そのため県が所有する擁壁も多いのです
横須賀市追浜地区でコンサル・・・
土地の一部の売却依頼。
一部・・・?。

現在見た目では、車1台分の土地の広さ。
しかし登記簿では15坪以上・・・。
何か不自然なのです。

所有者から測量図と全部事項証明書の写しをいただきました。
どこからどこまでが売却の対象地であるかの確認が先決。

車一台分という狭小地。
15坪の土地で見た目が3坪位の土地は、隣接の方が購入することで確定してます。
問題は、その脇に神奈川県の施工擁壁、所謂「急傾斜地崩壊防止施設の擁壁」があります。
この地区は、擁壁が無く、むき出しの山肌が見えている崖の周辺住民が、崖くずれで命の危機がある地域と判断された地区。
予め県で指定しています。

周辺住民の擁壁申請や、崖崩れの可能性が高いところを順次予算を立てて(周辺の申し出も含め)神奈川県がしっかりと擁壁を作ってくれる制度なのです。
このため、「急傾斜崩壊危険区域」に指定されていることは、周辺住民の皆様にとって安心はもとより、コストの面でも擁壁工事の自費施工の負担がなくなります。 
しかし・・・メリットだけではありません。
神奈川県では、県民の税金を投入してがけ崩れのからの命をまもるため、税金で擁壁を造るのですから、擁壁の所有権は神奈川県の管理・所有。
では、その擁壁に提供された個人の土地は・・・。

これは、周辺住民で擁壁の位置とその数メートルの空き地を所有者が擁壁用地として貸すのです。
しかも、無償(タダ)です。
擁壁がある限り、無償で神奈川県に土地を貸し続けることとなります。
そのため、土地を所有していても、擁壁の提供のみ。家は建築できません。

この無償の契約(所謂、使用貸借)は、横須賀市では神奈川県横須賀土木事務所急傾斜地課で情報公開請求により使用貸借契約書とその位置を確認することができます。

代替わりで、この使用貸借契約書の存在を知らない土地の相続人が多くなってます。
自己所有地の脇にしっかりとした安全な擁壁がある場合、事前に県の土木事務所に確認することをおすすめします。
しらないで自己所有地を第三者に売却したり所有権移転をしてしまうと、買った方はなにもできなくなり、問題となりますのでご注意を。
補足ですが、公的な擁壁に提供している自己所有地の固定資産税は減免されますのでそこはよいところですね。
#急傾斜 #土木事務所 #横須賀市追浜 
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宅地建物取引士歴36年・公認不動産コンサルティングマスター歴26年・2級ファイナンシャル・プランナー技能士取得し、さまざまな角度からお客様の資産設計提案業務や不動産仲介業務で貢献いたします。豊富な経験で、お客様目線の接客と親切丁寧な説明をいたします。ご依頼者の約90%はご紹介です。              【推奨物件】            売マンション プリオール葉山の杜 5780万円 葉山マリーナ徒歩2分                                     
  • 5月1日~5月8日までお休みとなります。
  • 横須賀市追浜南町借地権付建物売却予定
  • 横須賀市三春町上物付土地、駅徒歩5分
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福家ホーム株式会社
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