知っておきたい!不動産のお役立ちブログです。
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県立大学駅に近い安浦の出来事、借地権のお話し。
2019-03-22
京急線県立大学駅周辺は安浦町という地名。
安田不動産さんの「安」がつくように、この土地は埋め立てられて今の町になりました。
安田不動産所有の土地も多く、あわせて水路用地確保のために横須賀市が所有する土地もあったり・・・。
今でも昔ながらの街並みが残っています。
つい最近、購入者が見つかった安浦の借地権付建物。
地主さんがいますので、当然に、借地権譲渡の承諾や、今後の土地賃貸借契約の打ち合わせが必要。
いまはその最中です。
その話とは別に、何かご縁があるのか・・・おととい、安浦のメイン通りの店舗所有者からの連絡がありました。
借地権付建物(店舗)として売却するか、お金をかけてその店舗を自ら改修して賃貸にするか。
昭和レトロの面影がある建物のなので、迷うところ。
本日、その地主様に伺いました。
実はその地主様は・・・・「横須賀市」。
水路のために所有していたのですが、昔そのうえにあったこの店舗。
強制的に壊すわけにはまいりません。
公有地の土地の上に建物があり、その建物所有者は土地を借り受けることで横須賀市に地代を支払っています。
一般的に考えても、借地権として、今回の店舗も
売却できると思いきや・・・。
今日の調査の結果・・・実は、借地権ではありませんでした。
既存建物が壊れるまでは、そのまま土地を利用しても良い。
しかし、第三者にその土地を貸与することはない!と市役所の二つ返事の回答。
もちろん、今の建物を解体した場合、横須賀市の土地として残ります。
建物を所有している方にご忠告します。
土地を借りて、賃料も支払っているから!といっても、借地権という財産があるということは、詳細に調べないとわかりません。
くれぐれもご注意ください。
借地借家法という法律で守られている借地権もあれば、その適用がない土地の借り受けもあること。
公有地の土地を借りて建物を所有している場合は、しっかりと土地所有者に相談しましょうね。