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三浦市初声町の土地の引渡し!~がけ条例・・・商取引の合意とは!~
2020-04-11
注目
神奈川県にはがけ条例があります。
がけには、強い崖、弱い崖、擁壁を造らないとくずれる崖など・・・。
建築は、人の命を守る!との定義もあります。
本日、三浦市初声町の土地の引き渡し及び決済が完了しました。
土曜日で役所も法務局も休みなのに?・・・。なぜ決済できるか?
土地は現金取引!
買主は、自らで所有権移転登記を法務局に提出するとのこと。
売主のK様夫妻と買主のT社は福家ホームに集合し、わずか30分で決済終了。
農地でもありましたので、三浦市の農業委員会での許可(農地法5条・・・宅地、売買)を既に取得し今日にいたりました。
この土地は、水道・下水、道路もしっかりと整備されている住宅地。
景色も日当たりも抜群!三崎口駅までも徒歩圏。なぜ現金取引・・・?
オーナーK様は、以前からこの土地を所有することに不安を持っていました。
個人であります。
建築規制もわからず・・・、所謂「がけ」の不安。
安全性があるのか、または、近隣の苦情も今後は不安・・・、悩みは尽きません。
そこで福家ホームに相談し、3ヶ月の販売活動のなか、ようやくT社のオファー。
がけのプロフェッショナルであるT社。
取引格については申し上げられませんが、今回の土地は相当の擁壁工事が必要です。
擁壁をしない場合は、深い基礎や鋼管杭などの相当の工事も必要。
これは「神奈川県建築基準条例」に定められています。
三浦市全域は、宅地造成等規制法がありません、が・・・。
やはり一定規模の崖地にはそれ相当の建築規制がでます。
そのため、今回の査定は・・・、
周辺相場の土地価格-造成費-T社の経費-T社の利益≒今回の土地売買金額
となります。
個人の方が、この土地に建築するため大手ハウスメーカーに相談すれば、建築費に近い造成費を請求されるでしょう。
建売を本職にしているT社は、相当の崖造成をこなしています。
そのため、今回の購入にふみきったようです。
決済終了後、K夫妻は安堵の様子でした。
自分の代で譲渡したかった・・・、と。
子供には、このような崖を残したくない・・・という一心だったようです。
「餅は、餅屋です。」
これからも、貢献していきたいと思います。
まずは、K様、おめでとうございました。