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空家の問題と相続関係~横須賀・三浦の勉強会~
2022-09-29
カテゴリ:コンサルティング
注目重要
本日、宅建協会の会議に出席しました。
空家問題、相続、土地測量、土砂災害、狭隘道路の問題・・・。
さまざまな問題があります。
解決に至らない課題も山積しています。
やはり、三浦半島、そのなかでも横須賀・・・一番は、地域性(谷戸)、人口減少、歳入など・・・。
半島ならではの不動産市場なのです。
横須賀三浦地区は、三浦半島の端です。
逆に、横浜や川崎、藤沢、茅ヶ崎は、東海道線や東名高速がとおっているため、首都圏に直結し便利。
三浦半島は横浜横須賀道路が大動脈。そして京浜急行。
空家問題の解決には、既存建物の多大な解体費用がハードルを高くしています。
そして、空家が増えれば、街並みの人気がおちます。
人口減少、悪循環。相続放棄・・・。
昨今、人口減少を増加にしよう!というより、減少を食い止める方向となってます。
行政は、人気のある町に人をあつめ、過疎化してきているところにはそれなりに・・・。
居住誘導区域や都市機能誘導区域の設定もその一環でしょう。
税収が少なければ、公的資金をいかに有益なものに使えるか…という視点かと思います。
私はこの三浦半島の良さをもっともっと広げていくべきであろうとおもいます。
ふるさと納税ではないですが、この町にしっかりと投資や暮らしていただける県外の皆様を募ること。
海、自然、畑、山、景色・・・。
人は最後は憩いの場を求めると思います。
毎日が穏やかでのんびりと・・・。
横須賀三浦にはそれが沢山あります。
しかし残念なことに、高台で車が入らないところは、人は集まらない可能背が高く、その部分の過疎化は否めません。
利便性が悪くても、海目の前の物件は坪200万円でうれています。
景色がよくて富士山が見えている三浦市の土地は70万円でうれています。
二極化。
人気のあるとこには人が集まり、それ以外のところは過疎化・・・、残念。
今回の空家になっている三崎町小網代の平家。
遠隔地に家族が住まわれ、空家になって数年が経ちます。
本日、売却の決定となりました。
相続も発生してますので、元気なお母様が相続をされることになり、今後はお母様名義で売却活動に入ります。
その支えと窓口になってくれている娘さんの存在が本当に大きいのです。
実はわたくしの妻の友達のお姉さま(笑)。
高齢化が進むと、推定相続人の存在は重要です。
なかには、任意後見制度も利用されている人も多い。
元気なうちにできることをおこなっておくこと。
子どもや孫がしっかりと円滑に承継できるようにすること、これが親のできることなのでしょう。
これからの大切な主体の仕事になっていくかも・・・。
今回、いろいろを勉強会で学ぶことがありました。
法改正などはなかかな長期戦。
しかし、私たち不動産会社が、三浦半島の良さをしっかりと県外の皆様にお伝えしていくことが大事なのではないでしょうか。
代々の円滑な相続、温和な余生の生活、円満な家族のためにも・・・。