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40年過ごした思い出のつまったマイホームの決済終了~横須賀市追浜町編~
2022-10-31
注目チェック
横須賀市追浜の決済、無事に終了できたのも、売主様のお手続きのおかげ
本日の午前は、お世話になっているK信金で決済。
物件は横須賀市追浜町、駅徒歩圏の一戸建て。日当たり最高!
売主K様は、ご子息と県外からお越しくださいました。
買主はE様夫妻。結婚式に来てくださった大変お世話になっている方です。
司法書士は日頃よりお世話になっているH先生。いつも明るく盛り上げて下さり感謝です。
K様は、すでに引っ越しも終わっていて、県外にお引越しが完了してます。
空家になっているため、本日、決済場所に向かう途中に現場に寄ってきました。引渡し直前の物件の再確認となります(笑)。
庭にゴミがひとつもない状態!素晴らしい。
売主K様のお人柄です。
決済のときにK様にそのことを申し上げましたら、「せっかく使っていただくからには、きれいに掃除をして引渡しをしたかったので・・・」と。
立つ鳥跡を濁さずですね。
お人柄がにじみ出て、初心を思い出させてくださいました。
K様は、この地で40年前、新築を建ててお住まいになりまして地域貢献にご活躍された方。
そして、同席したご子息もこの地で暮らしご実家となります。
引渡日で行う肝心なこと・・・、境界標の明示・・・。
これは地積測量図の記載通りに境界標があるかどうか・・・。
40年前の不動産取引においては、隣地と本地の土地面積の有効利用を図るため、境界線上に一本のブロック積みを行うことが流行りでした。
ブロックの厚さは約10センチ位なので、真ん中に双方の土地に跨いで積めば、各敷地にそって2重にブロックを積むよりは互いに5㎝×奥行の面積が有効活用できる理由からです。
今回もその積み方となってます
今の時代では、売買の所有権移転の時を見計らって、ブロックの所有関係や維持、管理を明確にしておくことが慣例となってます。
たまたま買主E様は、周辺のことを熟知しており、隣接地の皆様も知り合いなので、その辺は問題ないということでした。
仲介業としては、売主責任(境界明示と契約書に記載)として、境界標の写真をつけて引渡完了書面に売主様の署名捺印をいただいたものを買主に様に継承しました。これは双方合意の決定で行った行為となります。
※境界明示・・・本来は、隣地所有者にも境界標を見てもらって買主に明示すること。
決済の融資実行をみんなで待っている間、私は、ご子息に質問。
「実家の思い出は・・・?」と尋ねました。
ご子息は、「早いうちに実家をでて生計を立ててたので」・・と、案外すっきりした感じでした。
となりに座っているお父様のK様本人が一番感慨深かった感じでした。
これからの息子さんとの同居のために思い出のあるマイホームを売却し、また同居ができること。
このことをすごく喜んでいたように感じました。
子供と同居してこれからの人生を楽しめること。なんと素晴らしいことでしょう。
今日の決済、円滑で、気持ちよく、そして皆さんがハッピーに終わったことで、すごく安心したました。
売主様、買主様、本当におめでとうございました。