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本日、底地の決済をおこないました。

底地は、横須賀市某所で京急追浜駅徒歩５分の素晴らしい場所にあります。

地主S様のコンサルティング業務の一環で行なうことができました。

そして、この取引は、契約から決済・引渡しまで、わずか一ヶ月と短期間で完結。

決済の場所に、司法書士H先生がご同席いただき、１時間足らずで登記手続きも完了しました。

底地とは・・・所謂、借地権者（土地を借りていてその上の建物を所有している方）に有償で貸している土地です。

建物を建てるためには、土地を「所有」するか、「借りる」かのいずれかです。

地主様は今後も、換価できる場所や、お子様に継承する場所など、相続税や所得税、経費やタイミングを鑑みて検討することとなります。

借地権者としては、土地（底地）を地主様から取得できれば、将来は全部が所有権となりますので今後の自由度がかなり増します。

そんなタイミングでしたが、今回の借地権者の親子の方は、地主S様の底地の取得は希望されませんでした。今後も借り続けていきたいとのご意向ですね。

そのため、底地を売却したい地主S様としては、第三者への譲渡か、このままの底地の保有状態となります。

底地買主を探すことも私の役目のため、活動の結果、縁あるE様が手を上げてくださいました。

そして。買主としてE様が今回の底地の取得ができ、今後は土地のオーナーとなることとなりました。

仲介業務も同時に行なう私の仕事はつぎのとおりです・・・

・借地権者の身元確認、土地契約書確認、地代の確認、所有権以外の権利の確認

・地主S様の地代入金に関するエビデンス、土地の買主との固定資産税等の清算、地代の清算

・土地売買契約、重要事項説明書の作成と交付、読み合わせ。

・土地の市場調査、価格調査、法令調査・・・

・引渡し完了確認書の作成、土地賃貸借の合意書、変更書面、地代の今後の振込先変更

・その他、上記調整交渉

・今後の推定相続人への土地、借地権の承継確認や意思確認・・・

このように、さまざまな仕事となりやりがいがあります。それなりに知識も必要となりますので詳細に確認をながら実行しております。

この業務を完結できるために必要なこととは？・・・それは「地主さんと借地権者さんとの信頼関係」です。

借地権売買も底地権売買も当事者がもめていては、裁判所の審判を仰ぐようなこととなります。そして、換価する時も減額となるでしょう。

裁判沙汰になるようであれば、仲介業務はできず、弁護士さんへのバトンタッチとなります。

この度の取引・・・、当事者のみなさま、借地権者様、新たな買主様のご理解と信頼、このことがあって完結できた取引なのです。

本日は、本当におめでとうございます。そしてありがとうございました。

来月も底地の件で、信託銀行の回答をまって動く予定となります。