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半世紀以上のお付き合いの売主と買主様、無事に土地決済ができました~横須賀市追浜某所 底地売買~
2025-10-09
カテゴリ:コンサルティング
注目チェック
日産工場 1000人以上の転勤、400人以上は他の部署・・これから追浜駅周辺はどうなるか・・。
9日先勝、六曜で午前中は「吉」。
半世紀以上お付き合いが続いきた土地賃貸関係。
そのお付き合いに本日、終止符がうたれました。
借地権付建物所有者のM社様、底地所有者のS様との土地賃貸借契約。
当事者皆様は、各相続でその地位を継承してきました。
福家ホームへの依頼の発端は、借地更新手続きの依頼から始まり、今月から30年間、再度続けようと手続きをする予定でした。
更新料の支払い、固定資産税の支払いの悩み・・・その悩みを解決する唯一の方法・・・土地の売買、合意に至ったこと。
この周辺は、追浜駅商店街につき、都市計画の用途地域は、「商業地域」となります。
建築物も耐火建築物となります。そして、種別も住宅よりも店舗、事務所が多く立ち並びます。準防火地域と防火地域のまたがっている地域は防火地域の規制となります。
土地の固定資産税を支払ってきた地主S様は、地代という形でM社様から長年受領してましたが、建物種別が「店舗」のため、固定資産税は住宅と違い軽減措置が少なくなります。
よって、固定資産税が高くなり、地代の金額のバランスがうまくいてなかったのです。
受領地代と支払いの固定資産税のバランスに悩む地主様は長年悩まれたそうで、今回、このコンサルから始まり、地主S様の悩みも解決した形となりました。
借地権者M社長は、今後の追浜、日産の関係で不安を持ちながらも、既存建物を今後どのように活用していくか・・・。
今回の底地購入は、借地権者M社様にとっても、千載一遇のチャンスでした。売却も建て替えも、改修もすべて所有権100%で自由にできるのです。
いろいろな法規制をクリアして、今回の売買契約、そして、本日の所有権移転の関係つは感慨深いものとなりました。
決済場所である追浜のY銀行・・・台風の影響で人は少なく、決済もじっくりと行うことができました。
決済終了後、地主S様と新土地所有者となったM社の社長との穏やかな談話も、今までの半世紀の思いに花が咲いてました。この機会にお互いに納得のいく契約ができたこと・・・、いろいろと安堵された会話を聴くことができました。うれしかったです。
底地を借地権者が取得することで、全てが所有権となります。
地主S様は、将来の子供たちへのこの契約関係を残さず、換価した資産として継承することができます。
お互いに、現実も気持ちもすっきりした形となります。
決済時には、司法書士H先生に手続きをしていただき、私は、売買の引渡し完了書面、土地賃貸借契約合意解約書面、領収証、いろいろな書類を持参し、皆様の署名捺印をいただき売買の手続きを完結することができました。半世紀以上の思い・・・素晴らしい関係の売主様と買主様のお付き合いがあってからこそできたこの取引です。
関係した皆様、本当におめでとうございました。







