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山林付きの宅地、今後の売却方法とは~横須賀市三春町、京急堀ノ内出来徒歩13分~
2021-09-03
注目
司法書士のH先生からのご紹介でご縁ができたオーナーW様。
本日、W様から専任媒介契約の書類をいただきました。
売却不動産は、横須賀市三春町6丁目。
京急堀ノ内駅から徒歩13分。
目の前の公道は幅員3mなので車は入る幅員・・・少し段差がある部分を削ると車も入ります。
一目見て・・・建売用地かアパート用地か・・・、と思いました。
土地は79坪、そして裏の山が一緒に付いています。
北側の山側は高くなっていて、神奈川県管理の急傾斜地防護擁壁があります。
その上が、山林むきだしなので県の基準調査で土砂災害特別警戒区域の指定をうけてます。
そのため、宅地部分の半分くらいまではその区域に指定されました。
そのため・・・、
建築する場合、裏山が神奈川県の擁壁を超えて崩れてきても、家が残り命を守るような設計が基本となります。
鉄筋コンクリートなら問題は解消されそうですが、木造住宅を建築する場合には、その躯体の一部をコンクリート構造にするか、周辺を防護擁壁を造作する必要もあります。
現段階では、建築には支障が出てきます。
この辺は、建物の配置、設計、構造などを鑑みて、プロの設計士の先生に依頼して、行政と数回打ち合わせしながら進めていくことになります。
ポイントは、立地的に申し分がないということ。
買物、通勤、通学など生活するにも言うことなし!
階段がない堀ノ内駅周辺の物件は、結構人気があります。
宅地に繋がっている山林が地続きなので、測量の際、隣接地の方とは山林も含めて立会が必要なのです・・・、
どうも、一部の所有者との連絡が取れない?、または合意が取れない?・・・。
山林部分は土地の境界線は確定しないと思われます。
しかし、宅地部分については神奈川県の擁壁が存在しますので家を建てる部分の境界線は明確にできると思います。
仮測量の面積は、宅地が90坪、山林は240坪。
これは現況の面積の目安です。
しかし、隣接地の方の立会の証明がないと、登記簿を実際の面積に訂正(地積更生)ができません。
登記簿は宅地は79坪、山林は79坪。
今回は、地積更正までは行わず、現状有姿での売却依頼となります。
あとは、建物内部の産廃の処分、樹々の越境の解消などの道のりもあります。
やることは山積してますが、W様のご依頼を成功させるためには、気合を入れていこうと思います。
1400万円で販売してますので、ご興味のある方は、是非お問い合わせメールに資料請求をなさってください。
お待ちしております。